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【トリノ日記一覧】
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■編集部員Tt・Iの2006トリノ五輪取材日記 VOL.10
  イタリア・トリノより (2006/02/21)
日本チーム史上初! ふたりの第1シード誕生!
2月21日


 今日21日はアルペン競技はすべてお休み。明日の女子ジャイアント・スラローム、または男女スラロームを控えて、セストリエールは熱狂の前の静寂に包まれています。そんななか、今日セストリエールに入った皆川賢太郎選手が記者会見を行ないました。佐々木明選手と並ぶ、日本スラロームチームのエースとして大きな期待がかかる皆川選手。すでに現地入りしている佐々木選手と同様、明るい表情で会見を行ない、準備万端であることをうかがわせてくれました。ワールドカップ中断後から、充分な休養と、充実したトレーニングを重ねてきたそうなので、おおいに期待できるのではないでしょうか。

 さらに、日本チームにとってうれしいニュースがひとつ。現在の皆川選手のスラロームのWCSL (ワールドカップ・スターティングリスト) は16位で、ゼッケンドローの対象となる第一シードにはわずかに及びませんでした。しかし、チャンスは思わぬところからやってきます。

 オリンピックにおける各国の代表枠は1種目につき4人。オーストリアほどの強国になると、第一シードの選手だけでその4名が埋まってしまい、第二シードにもそれに並ぶ実力を持つ選手を多く控えています。そこで、レース直前にタイムレースを行ない、もっとも調子の良い選手を選考することになるわけですが、今日行なわれたオーストリアチームのタイムレースの結果、第一シードのマンフレッド・プランガーが出場選手の枠から漏れることになりました。ちなみにオーストリアの代表枠4名は、ベンジャミン・ライヒ、ライナー・シェーンフルダー、マリオ・マット、ラインフリード・ヘルブスト。プランガーは堂々の第一シードながら、今季は不調から抜け出せず、オリンピック直前まで調子を取り戻すことができませんでした。第一シードの選手でもオリンピックに出ることができない。それがオーストリアの層の厚さの証明でもあるでしょう。

 しかしながら、皆川選手と日本チームにとっては、何よりの朗報です。第一シードの選手がひとり出場しないということは必然的に、皆川選手はこのオリンピック、WCSL9位の佐々木選手とともに、繰り上がりで第一シードで出場できることになるのです。ふたりの日本人選手が同時に第一シードに入るのは史上初。ワールドカップでも今までなかったことです。佐々木、皆川の両選手が手にすることができるのは8〜15のいずれかのゼッケン。このオリンピック、日本スラロームチームは本当に大きなチャンスを迎えています!

記者会見で抱負を語る皆川賢太郎選手



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