筋持久力トレーニングにおいて大切なのは、とにかく運動の初めから全力で力を発揮するということです。力をセーブしてしまうと、筋持久力のトレーニングにならずに、全身持久力のトレーニングになってしまうからです。
また、筋持久力トレーニングにおいては、運動によって筋肉中に「乳酸」という物質が出てきます。この乳酸は、筋肉の収縮を阻害する働きがあります。運動を続けるには、この乳酸を筋肉から除去する必要があります。筋持久力トレーニングは、乳酸を出す能力と乳酸を取り除く能力の両者をトレーニングすることが可能です。
たとえば、30秒間全力で力を発揮をする運動を5セット行なう筋持久力トレーニングでは、セット間の休憩は、5分程度取って良いと思われます。5分間の休憩時間の間に乳酸を除去する能力を高めるトレーニングを行なっていることにもなるからです。運動種目としては、自転車全力駆動、ダッシュ等が考えられます。また、フットワークやシャトルラン、8の字ランニング等も筋持久力トレーニングの例ですが、こうしたトレーニングはむしろ、実際のスキーの動きに近いトレーニングとして位置づけられているようです。
●筋持久力トレーニングの具体例
【フットワーク】
強度の目安=40秒×5セット(セット間の休み1分)1秒間に2回のペースポイント=両脚で跳ぶ。着地の時間を短く。着地時に足の方向づけをしっかり行なう
【サイドステップ】
強度の目安=40秒×5セット セット間の休み2分)ポイント=左右のポジションでしっかり外足に乗る意識を持つ
【クローチングウォーク】
強度の目安=30m×5セット セット間休み1分 ポイント=姿勢を低く 顔を上げる。一歩一歩確実に
【8の字ランニング】
強度の目安=40秒×3セット(左右)、セット間の休み2分 ポイント=とにかく速く走る。スキーをイメージして懐を深く |