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大会3日目の準決勝に駒をすすめたのは、男子121名、女子40名の合計161名。さらに明日の決勝に進出できるのはこの中から男子60名、女子20名に絞られることとなります。予選から決勝まで点数が持ち越しとなる技術選手権大会では、どの種目も落とすことのできないものです。中でも決勝の行方を左右させる準決勝は、多くの選手が自分の持ちうる技術のすべてをかける時です。そんな大切な今日の準決勝種目は、小まわり・急斜面・不整地(黒菱ゲレンデ)、大回り・急斜面・整地(兎平ゲレンデ)、そして総合滑降(ウスバゲレンデ)の3種目でした。
3種目の中でも今日の注目種目は一番最後に行なわれた総合滑降です。ハイスピードの中での自由なターン構成は、選手の総合的な滑りが評価されるため見どころも大きい種目と言えるでしょう。その総合滑降は初め黒菱ゲレンデを予定していましたが、山頂付近に位置するために強風が吹き荒れ、風に乗った雪とガスが視界を遮るホワイト・アウトが時折起こりました。そこで急きょウスバゲレンデの開催となりましたが、初日の大まわりと決勝の大まわりのためにつくられた人工ウェーブ、朝からの快晴による雪の緩みが夕方には冷され雪面が荒れるなどの刻々と変化する斜面状況、そして夕方には真逆光となるウスバゲレンデのロケーションはウェーブの影を長くさせるために斜面状況を見づらくさせるなど、多くの要因が選手たちを苦しめたようでした。
そんな難しい斜面状況の総合滑降を制したのは竹田征吾。ミドルに近い浅めのターン構成の中でシャープなカービングを連続する滑りで284pという高得点をマークしました。その竹田に1ポイント差の283pで2位につけたのは、ウェーブを巧みに利用したターン構成の中で次元の高いカービングテクニックとスピードの高さをアピールした佐藤久哉でした。トップのふたりの滑りに共通するのは高度なアルペン競技テクニックを備えていることです。そのことからも、総合滑降で求められたことは、コントロールを保ちながらも高いスピードを追求した滑りだったことが予想されます。また、女子の総合滑降は、嶺村聖佳がスムースな滑りと完成度の高いターン構成で、2位の佐伯幸に3p差の277pの高得点で制しました。
明日の決勝は、総合得点1944pで現在トップの柏木義之に、4pの差で迫る2位の宮下征樹がどれだけポイントを延ばせるかが勝敗を決めることになるでしょう。また、3位の山田卓也は、トップの柏木に11ポイント差ながらもチャンスは残されています。さらに、今大会注目の竹田征吾も12ポイント差で4位につけているため、目が離せない存在のひとりと言えるでしょう。女子は嶺村聖佳が1889pで2位の山川純子に10p差をつけ独走体勢に入りつつありますが、最後まで何が起こるか分からないのが技術選とも言えるために、女子の行方にも注目したいものです。
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