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<ブーツ編>
■ツーピース構造/スリーピース構造/モノブロック構造


 ツーピース構造は、踝あたりを境にふくらはぎから脛を覆うアッパーシェルと、踝から下の足の部分を覆うロワシェルのふたつのシェルで構成される、もっともシンプルかつベーシックな構造。アッパーシェルとロワシェルの硬さを変えることができ、全体的なフレックスを微調整することが可能なために、レベルや目的に応じて、前後・左右ともに強さと柔軟性を両立させる理想的なフレックスバランスを調整することができることが最大の特徴です。現在のサイドカーブ形状が深いカービングスキーの性能を引き出すには、柔軟なフレックスバランスが求められるため、レース、基礎シーンを問わず今ではこのツーピースシェル構造が主流になっています。

 また、ツーピースと同じように、アッパーシェルとロワシェルのふたつのシェルで構成されていますが、一般的なツーピース構造のロワシェルは踝あたりまでの高さに設計されているのに対し、ロアシェルの立ち上がりが踝よりも高いタイプのブーツ構造を、一般的に『モノブロック構造』または 『ワンピース構造』 と呼びます。つまり、足元と脛のあたりまでをひとつのシェルが覆うために、その結果、通常のツーピース構造と比較するとブーツ全体の剛性が強化されるとともに、よりタイトなフィット感が得られ、またとてもシビアなパワー伝達性が得られるのが最大の特徴。どちらかというと上級者向けで、非常に敏感なブーツ構造と言えるでしょう。踝支点のツーピース構造が主流ですが、今でもその敏感な特性はやはり絶大で、根強く残っているようです。

ブーツ また、もうひとつの代表的な構造が、スリーピース構造と呼ばれるもの。その名のとおり、3つのパーツに分解できるもので、簡単に説明すると、ツーピース構造で言うアッパーシェルとロワシェルのほかに、もうひとつ甲から脛の前部分を覆うような第3のシェルを組み合わせたものが、スリーピース構造です。メーカーによって呼び方は異なるが、一般的にこの第3のシェルを、『タング』 と言う。最大の特徴は、ふくらはぎを覆うアッパーシェルには硬いシェルを、タングには柔軟なシェルを組み合わせることが可能で、その結果、後ろ方向は硬く、前方向にはフレキシブルなフレックスバランスを実現できること。このスリーピース構造を採用した代表的なブーツとして、ライケルが挙げられます。

雑学辞典

 

※「21世紀スキー用語 雑学辞典」 は 『スキーセレクション2001』 に掲載されたものをweb版にしてお届けしています。


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