バインディングに大きな力(負荷) が加わったときにスキー板を解放する限界値を意味する数値。いわば、安全基準の目安のようなものです。この数値を決めるには、国際基準規格(ISO)
で定められた方法が用いられるため、基本的には、どのメーカーとも共通しています。数字が大きければ大きいほど、スキー板を解放するには大きな力を要し、逆に数値が小さければ少ない力でもバインディングが外れやすくなります。たとえば、レーサーは滑走中、つねに強い負荷がトゥ・ピースにかかるため、比較的数値を高めに設定しますが、あまりにも解放値を強くしてしまうと、転倒したときにもバインディングが外れないため、ケガの原因になる場合が多い。逆に適正よりも弱い数値だと、誤解放(簡単にバイディングが外れてしまうこと)
の原因にもなりやすいので、その見極めが重要になってきます。このように滑りのスタイルや体格の違いによって、適正数値は変わってくるので、ショップの人やバインディングの説明書などを読んで、自分に合った適正値を見つけましょう。また、最近はバインディングの安全に関する機能もレベルが高くなり、解放値はより細分化される傾向にあります。解放値に付随し、こうしたバインディングの安全機能についても、バインディングを選ぶさいに注目してみるといいでしょう。 |