ここ数年、スキー板だけではなく、ブーツも飛躍的な進歩を遂げています。そのひとつは、メーカーによって呼び方はさまざまですが、一般的に
『バイマテリアル』 『バイ・インジェクション』 と呼ばれる技術革新が生まれたことです。これは、簡単に言えば、ふたつ以上の異なる硬さの素材を同一素材の中に混在させる技術。その結果、ブーツのシェルの中で快適性とパワー伝達性の両立を高いレベルで融合することができるようになりました。たとえば、アッパーシェルの中で、背面には硬い素材を、前部分には柔軟な素材を配置することで、全体的にはフレキシブルだが強いバックサポートが受けられるシェルが実現。またロワシェルで言えば、踝や小指の付根のいわゆる当たりがでやすい部分には軟らかい素材を、パワー伝達経路に重要なソールやインサイド側には硬い素材をそれぞれ配置することで、より理想的なブーツ機能が得られるというわけです。こうした技術革新によって、目的、用途別、そしてそれぞれのレベルに合わせた、より理想的な機能を追求することが可能になり、ブーツ開発は新時代を迎えたと言えるでしょう。 |