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序盤戦イタリアシリーズ 女子スラローム第2戦 12/16 Madonnna di Camopiglio(ITA)
| 厳しい条件下の戦い。 |
| A・パーソン逆転でスラローム2連勝
| 男子と比べ興行的に苦しい女子のワールドカップは、スポンサー獲得のための新たな会場を東ヨーロッパの国々に求めている。来シーズンはコスタリッチ家が住むクロアチアの首都、ザグレブでレースが行なわれる予定である。クロアチアにおけるコスタリッチ兄妹の熱狂的な人気を背景に、多数の観客動員を見込んでの招致だろう。
今季は11月末からの北米シリーズの後、女子技術系のレースがスロヴァキアとチェコの東欧諸国を転戦することになっていた。新たなファンの掘り起こしをねらう、いわば実験的なスケジュールだったのだが、雪不足のためにあえなく中止。スロヴァキアにはヴェロニカ・ズズロヴァ、チェコにもサーカ・ザーロブスカといういずれも10代の有望な選手がおり、彼女たちの活躍が東欧でのアルペン復興の起爆剤となることが期待されていただけに、残念な結果と言える。
さて、そんな事情を抱えながらマドンナに移ってきた女子のスラローム第3戦は、難コースとして名高い "カナロネ・ミラモンティ"
をフルに使い、男子とまったく同じスケールで行なわれた。 優勝はアニャ・パーソン。1本目トップのロー・ペケニョーを2本目だけで1秒近くもぶっちぎる会心の滑りで逆転した。
「初めて滑るコースだったので、とくに1本目は苦労した。でも2本目でリズムをつかむことができたので、自分の滑りには満足している」。パーソンはパークシティに続くスラローム2連勝。100点を加えて総合トップの座をさらに固めた。
2位にはペケニョーが踏ん張り、ニコレ・ホスプが3位。ホスプにとっては15番という第1シード最後のスタート順が、1本目のタイムに影響した。しかし、2本目も細かなミスが目立ち、先行するふたりを追いきれなかったのが悔やまれるところだ。
女子にとっては、アルタ・バディアのジャイアント・スラロームに続く男子コースでの代替レース。男子でさえ手こずる急斜面の連続は、女子選手には非常にきつかったはずである。1分20秒台が平均的な女子スラロームの所要タイムだが、この日は優勝したパーソンでさえ合計タイムは1分40秒を超えている。加えて、前日よりも冷え込んだためにコースは硬い。長く硬く急な"カナロネ・ミラモンティ"は歴戦のワールドカップレーサーたちをもひどく苦しめた。
だが、それにもかかわらず、選手たちはレースを満喫したようだ。 「このようなタフなコースを滑るのは、女子のレーサーにとってもいい経験。女子ももっと急で、アクションのある厳しい条件で戦うべきだと、個人的には思う」
とパーソンは語り、これに関してはペケニョー、ホスプともにほぼ同意見だった。 男女同時期同一会場での開催は、以前から語られてきた案である。今すぐ実現するのは不可能だろうが、今回の代替レースが、図らずも女子ワールドカップ復興のためのヒントを提示したとは言えるだろう。
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