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序盤戦イタリアシリーズ 男子スラローム第2戦 12/15 Madonnna di Camopiglio(ITA)
| I・コスタリッチ、 |
| 膝を痛めながら今季初優勝。 |
| ロッカは種目別首位に立つ
| マドンナ・ディ・カンピリオはアダメッロ・スキーエリアと呼ばれる地域の中心的スキー場である。街の印象はこぢんまりとしているが、実は快適な斜面が縦にも横にも伸びる大スケールを誇る。ドロミテ山塊とは、ヴェローナからボルザノへと続く谷間をはさんで隣り合い、約2時間程度で行き来ができる地理関係にある。
スラロームコースは独特の雰囲気を持ち、ここがワールドカップでもっとも好きなコース、というスラローマーは数多い。街の中心街に近いのだが、両側を深い森に囲まれているため、周囲とは独立した空間となっている。テレビブース前の観客スペースは、ほぼ半円形に広がり、ここからコースを見上げると、まるで古代ローマのコロッセオを思わせる趣がある。極上のスラローム劇場。今季の演目は男女のスラロームである。
先に行なわれたのは、男子のナイトスラローム。1本目が午後3時、2本目が6時半開始というナイトレースとしては変則的な時間だったのは、翌日から同じコースで女子スラローム2連戦が控えていたからだろう。
薄暮の中で行なわれたその1本目をマンフレッド・プランガーがリードした。ヨーロッパカップからワールドカップに上がってきた当初は、やたらとアクションの大きなインスペクションで話題となったが、昨シーズンからは順位のほうも上位に定着し、リレハンメルの最終戦では3位となっている。しかし、ワールドカップでベストタイムをマークしたのは、これが初めての経験である。
続く2位には、ピエリック・ブルジェとライナー・シェーンフェルダーが0秒49差で並び、昨年度のスラロームチャンピオンで、前日のジャイアント・スラロームでも優勝、目下、絶好調のはずのカレ・パランダーは、なぜかサイドブレーキがかかったままのような滑りに終始し、8位といういささか不本意な順位で2本目に進んだ。パランダーは2本目も妙にギクシャクした滑りで、中間付近でポールをまたいで途中棄権。彼がワールドカップのスラロームで完走できなかったのは、00/01シーズンのシュラドミング以来、2年11カ月ぶりのことである。
2本目は、小刻みに順位が入れ替わった。プランガーは3位に落ち、ブルジェとシェーンフェルダーも表彰台圏外に。代わって1本目5位からジョルジョ・ロッカが2位に上がり、1本目5位と目立たなかったイヴィツァ・コスタリッチが逆転で勝利をつかんだ。彼にとっては、昨シーズンのボルミオ以来通算7勝目である。だが、この2本目の中間計時の手前で、彼は右膝に痛みを感じたという。その後は何事もなかったかのように滑ったものの、ゴールした瞬間から痛みに顔をゆがめ、今季初優勝にもまったく笑顔を見せなかった。
ロッカは0秒31差で優勝を逃したものの、マドンナでは2大会連続の2位。これで種目別でトップに立ち、彼としては初めての赤ゼッケン (ポイントリーダーの証である)
をつけて表彰台に上った。 「午前中の練習中に転倒し、全身、とくに首が痛かった。2位という結果には満足している。今季の目標はまずコンスタントに上位に入り、ポイントを稼ぐこと。その意味でランキングのトップに立てたことは大きな成果だ」。
本来はスロースターターのロッカ。今季は、彼としては異例なほど仕上がりが早い。GSにも積極的に取り組んでいるが、もうひとつの目標は、来年行なわれるボルミオ世界選手権のコンビでの優勝である。そのために年末にボルミオで行なわれるダウンヒル
(結果的には悪天候のためにキャンセル) に出場する予定だという。
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