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2007/2008 AUDI FIS ALPINE SKI WORLD CUP
 
アルペンスキー・ワールドカップを観るための、初歩的な知識をびましょう。 知っておかなければならないこととは?


ワールドカップとはどんな大会なのか?
ほんの一握りのレーサーしか出場できない、世界最高峰の大会。

  アルペンスキー・ワールドカップは昨シーズンで40周年を迎えた歴史あるシリーズレース。その発端は1966年。それまで各会場でそれぞれ独自に行なわれていたレースをシリーズ化し、その総合成績で王者を決めるシステムが提案されました。それまでは世界選手権や4年に一度のオリンピックでもっとも速い選手を決めていましたが、このシステムではシーズンをとおした強さが求められ、真の王者を決めるのにふさわしいと、すぐにFIS(国際スキー連盟)に取り入れられました。それがワールドカップの始まりです。世界各国でのFISレース、各大陸で行なわれるコンチネンタルカップ、それらの頂点に位置づけられるのがワールドカップなのです。


どのような種目で競われているのか?
DH、SG、GS、SLの4つの単独種目とCBを併せた5種目

  ワールドカップはダウンヒル(DH)、スーパーG(SG)、ジャイアント・スラローム(GS)、スラローム(SL)の4つの単独種目と、DHとSLの合計タイムで競われるコンビネーション(CB)を併せた5種目で構成されています。シーズンごとに種目別総合タイトルと、すべての種目を合わせた総合チャンピオンを決めます。今シーズンからはCBでも種目別タイトルが与えられることになっています。また、CBは以前はDH1本とSL2本を別の日に行なって、その合計タイムで順位を決めていましたが、今シーズンはそのほとんどがDH1本とSL1本を一日で行なうスーパーコンビ(SC)になっています。今後、SCがCB種目の主流となっていくでしょう。


  • DH(滑降)
    平均時速100kmを越えるスピードと、ときには50mを越える大ジャンプが魅力のエクストリームな種目
  • SG(スーパー大回転)
    DHのスキー板を滑らせるテクニックと、GSのターンテクニックの両方が求められる種目。連続する高速ターンが見どころ
  • GS(大回転)
    4種目のなかでも基本となる種目でありながら、もっともむずかしいと言われる種目。マテリアルの進化によって、滑走スピードはさらに高まっている
  • SL(回転)
    林立するポールをなぎ倒しながら滑り降りる。細かいターンテクニックが必要。レギュレーションの変更により、ターンサイズはより深く細かいものになっている


ワールドカップのスタート順の決め方は?
前年の成績を基に、今年の成績を加味して算出する 「WCSL」 で決まる

  アルペンレースは雪上で行なわれるスポーツであるため、スタートの順番が勝敗を大きく左右する競技です。そこでスタート順を決めるWCSL(ワールドカップ・スターティングリスト)が重要になってきます。WCSLとは各選手が獲得したポイントをベースに算出されるもの。少し複雑ですが、上にあるBase-X+Yという計算式で導き出されます。Baseとは昨季獲得したポイント。XはBaseを今季行なわれるレース数で割り、さらに消化したレース数をかけたもの。Yは今季獲得したポイントにあたります。その計算式からWCSLが出されるわけですが、今季の成績に昨季の成績を加味した、総合的な数字と言えます。各種目のWCSL上位15名を第1シードと呼び、GSやSLではこの15人をさらに上位7人と8人に分け、それぞれでくじ引きを行なってスタート順を決めます。こうしたスタート順の決め方を知っていると、もっとワールドカップを楽しく観られるかもしれません。


どのようにして勝者がきまるのか?
順位ごとに与えられるポイントで総合順位を決定

  過去のワールドカップでは15位までを入賞としていた時期がありますが、現在のワールドカップではシーズンの最終戦など特別なレースを除き、各レース30位までを入賞としてポイントが与えられています。優勝者には100ポイント、2位は80、3位は60、以下50、45、40……と、右の表のようにポイントが与えられます。このポイントを合計した数値で各種目別の順位、すべての種目を集めた数値で総合順位を決定します。


(2007年月刊スキージャーナル9月号より)
www.skichannel.ne.jp
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