

【Vol.06】
男子スラローム第9戦 (2007/03/04)
リザルト≫
アルペンスキー・ワールドカップ男子スラローム第9戦は3月4日、スロヴェニアのクラニスカ・ ゴーラで行なわれた。夜半から明け方にかけて久々に冷え込んだため、朝一番のコースは良質なアイスバーン。男子スラロームとしては、第2戦 (ビーヴァー・クリーク) 以来の快晴のもとでのレースとなった。結果は、優勝マリオ・マット、2位ベン ジャミン・ライヒ。1月末以来、好調を持続しているオーストリアの2大エースがワン・ツー・フィニッシュを決め、3位にはこれも好調、マンフレッ ド・メルク(イタリア)が入った。
日本チームからは23番スタートで佐々木明、38番スタートで湯浅直樹が出場した。このところスラロームでは5レース連続で1本目で消えていた佐々木は14位で2本目に進む。強い日差しに彼の滑る頃にはかなりの溝ができており、「何度もアウトしそうになったけど、何とかこらえることができた。今日は絶対に完走しなければいけなかったコース。もちろんもっと攻めたかったけれど、コンディションからいえばあれ以上のアタックは無理だった」
という滑り。会心とはいえないまでも、久々に納得のできるパフォーマンスだったようだ。
一方、湯浅は43位に沈んでしまった。オーレ世界選手権18位、前週のガルミッシュ・パルテンキルヘン29位とわずかながら上り調子で迎えたこのレース。 しかもクラニスカ・ゴーラは昨シーズンワールドカップ初入賞を7位で飾った縁起の良いコースだったはず。だが見せ場のないまま、1本目でレースを終えた。
佐々木の2本目は彼らしい滑りだった。前半部でまっすぐ攻めすぎて失敗しそうになったのも彼らしければ、後半の急斜面を危なげなく滑りきって好タイム (区間タイムは2位) をマークしたのも佐々木らしかった。ゲオルグ・ヘルリゲル・コーチも 「今季の彼の滑りとしては最高の滑り」 と高く評価する。これで種目別順位は23位に浮上し最終戦へのチケットをつかんだ。佐々木自身は 「完走さえすれば、このくらいの順位はいつでも取 れると思っていた。ただ、今年はなかなか完走できず少し焦ったこともあったが、気持ちを切らさずに我慢を続けたことが良かったと思う。最終戦? 行 けるの俺? じゃあいつも通り、思い切り行くだけ」 と語り笑顔を見せた。
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久しぶりのリザルトに笑顔もこぼれる
佐々木明。最終戦は、3月18日。
これまでの不調を吹き飛ばす快走を
期待したい |
後半の得意の急斜面では区間2位の快走をみせ、1本目14位から7位まで浮上。最終戦へのチケットも手にいれた
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「何で、こんなに調子が良いんだろう。自分でも少 し信じられない気分だ」。SL7連続表彰台、さらに世界選手権金メダル以降は3連勝。種目別総合でも トップに立ち、初タイトル獲得へ意欲を燃やす
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| |  | 写真=田草川嘉雄 |