Benjamin
RAICH (AUT) ベンジャミン・ライヒ(オーストリア)

念願の総合タイトルを獲得した、スキー大国オーストリアのエース。GSのタイトルを連覇、トリノ五輪ではGSとSLの2種目で金メダルに輝くなど、まさにレーサーとしての最盛期を迎えている。もともとは技術系の2種目でトップシーンに台頭してきたレーサーだが、今は4種目すべてに出場するオールラウンダー。高速系種目でも非凡な才能を見せている。総合タイトル連覇に向けて、死角は今のところ見あたらない。
●生年月日:1978.2.28 ●身長/体重:181cm/83kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:23(GS=9、SL=10、CB=4) ●過去5年間のWC総合成績:02/9位、03/8位、04/3位、05/2位(GS1位、SL1位)、06/1位(GS1位) ●世界選手権成績:99/SL5位、01/SL2位、03/GS9位、SL4位、05/SG3位、GS2位、SL1 位、CB1位 ●オリンピック成績:02/GS4位、SL3位、CB3位、06/SG21位、GS1位、SL1位 |
Bode
MILLER (USA) ボーディ・ミラー(アメリカ)

現在のワールドカップでもっとも多くの人気を集めるスーパースター。05シーズンのチャンピオンだが、昨季は3位という不甲斐ない結果に終わってしまった。もともとは技術系を得意としていたが、昨季はむしろ高速系の種目でポイントを稼いだ。種目別32位に終わったSLと過去2回種目別タイトルを獲得しているGSで巻き返さなければ、総合タイトルはライヒから取り戻せないだろう。また、今季限りでの引退を表明。その動向に注目が集まっている。
●生年月日:1977.10.12 ●身長/体重:185cm/95kg ●使用マテリアル:スキー/ヘッド、ブーツ/ヘッド、バインディング/チロリア ※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:21(DH=2、SG=3、GS=9、SL=5、CB=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/4位、03/2位、04/4位(GS1位)、05/1位(GS1位)、06/3位 ●世界選手権成績:99/SL8位、03/SG2位、GS1位、SL6位、CB1位、05/DH1位、SG1位 ●オリンピック成績:02/GS2位、CB2位、06/DH5位、GS6位 |
Aksel-Lund
SVINDAL(NOR) アクセル・ルンド・スヴィンダル(ノルウェー)

チェティル・アンドレ・オーモット、ラッセ・チュースの跡を継ぐ、ノルウェーの若きオールラウンダー。昨季、もっとも成長した選手と言える。最終戦での逆転劇でSGのタイトルを奪取。総合でも点差は大きく離されたものの、ライヒに次ぐ2位という立派な成績でシーズンを終えた。SGとGSを中心に活躍するオールラウンダーだが、DHとSLでも上位入賞を果たす。さらに安定度を増せば、ライヒを脅かす存在にもなれるかもしれない。
●生年月日:1982.12.26 ●身長/体重:189cm/97kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:2(DH=1、SG=1) ●過去5年間のWC総合成績:03/39位、04/19位、05/21位、06/2位(SG1位) ●世界選手権成績:03/GS5位、05/DH7位、SG7位、GS6位、CB2位 ●オリンピック成績:06/SG5位、GS6位 |
Hermann
MAIER (AUT) ヘルマン・マイヤー(オーストリア)

死線をさまようほどのオートバイ事故から復帰したオーストリアのスーパースター。全盛時の圧倒的な強さは見られないものの、昨季もDH、SG、GSの3種目でそれぞれで1勝ずつを挙げるなど、依然として勝利を積み重ねている。通算勝利数は53。どこまでこの数字を伸ばすのか。また、トリノ五輪でもふたつのメダルを獲得して、変わらぬ勝負強さも見せつける。彼の次なるモティベーションは何なのだろうか。
●生年月日:1972.12.7 ●身長/体重:181cm/86kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:53(DH=15、SG=23、GS=14、CB=1) ●過去5年間のWC総合成績:03/45位、04/1位(SG1位)、05/3位、06/6位 ●世界選手権成績:99/DH1位、SG1位、01/DH2位、SG3位、GS4位、03/DH8位、SG2位、05/SG4位、GS1位 ●オリンピック成績:98/SG1位、GS1位、06/DH6位、SG2位、GS3位 |
Michael
WALCHHOFER(AUT) ミヒャエル・ヴァルヒホッファー(オーストリア)

DHの種目別タイトルを2連覇中のオーストリア高速系チームのエース。昨季はSGでの伸び悩みが見られたが、トリノ五輪でもDHの銀メダルを獲得し、先輩シュテファン・エベルハルターから受け継いだ、オーストリア高速系チームの系譜を着実に守っている。192cmという長身を活かしてパワフルなレースを展開するが、もともとはスラロームを得意としていたため、CBでも上位に絡んでくる力を持つ。
●生年月日:1975.4.28 ●身長/体重:192cm/100kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:9(DH=6、SG=1、CB=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/23位、03/9位、04/7位、05/4位(DH1位)、06/5位(DH1位) ●世界選手権成績:99/CB6位、03/DH1位、05/DH3位、SG2位、CB4位 ●オリンピック成績:06/DH2位 |
Kjetil
Andre AAMODT(NOR) チェティル・アンドレ・オーモット(ノルウェー)

若くしてワールドカップ総合優勝も達成し、五輪、世界選手権でも数多くのメダルを獲得しているノルウェーの偉大なるオールラウンダー。36歳となる今は、かつてのように全種目でポイントを重ねることはなく、昨季はDHとSGでのポイントのみだったが、それでも総合でひと桁に入ってくるあたりはさすが。さらにトリノ五輪ではSGで金メダルを獲得し、メダルコレクターぶりを遺憾なく発揮した。
●生年月日:1971.9.2
●身長/体重:176cm/88kg ●使用マテリアル:スキー/ディナスター、ブーツ/ラング、バインディング/ルック ●ワールドカップ通算勝利数:21(DH=1、SG=5、GS=6、SL=1、CB=8) ●過去5年間のWC総合成績:02/2位、03/3位、04/――、05/26位、06/8位 ●世界選手権成績:91/SG2位、93/GS1位、SL1位、CB2位、96/SG3位、SL8位、CB6位、97/DH9位、SG8位、GS6位、CB1位、99/DH3位、SG9位、SL7位、CB1位、01/GS2位、SL7位、CB1位、03/DH2位、SG5位、SL9位、CB3位 ●オリンピック成績:92/SG1位、GS3位、94/DH2位、SG3位、CB2位、98/SG5位、02/ DH4位、SG1位、GS7位、SL6位、CB1位、06/DH4位、SG1位 |
Kalle
PALANDER(FIN) カレ・パランダー(フィンランド)

技術系の2種目で第1シードをキープするフィンランドのエース。99年の世界選手権SLで優勝。一躍トップシーンに台頭するが、その後長い低迷の時期を過ごす。03シーズンにブレイクして、SLチャンピオンになると、それ以来トップシーンで活躍し続けている。昨季はSLで終盤にジョルジオ・ロッカを猛チャージ。最終戦はケガで欠場を余儀なくされたが、それでも種目別2位を確保。今季はマテリアルをフィッシャーに一新して臨む。
●生年月日:1977.5.2 ●身長/体重:178cm/81kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/フィッシャー、バインディング/フィッシャー ※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:12(GS=2、SL=10) ●過去5年間のWC総合成績:02/28位、03/4位(SL1位)、04/6位、05/9位、06/7位 ●世界選手権成績:99/SL1位、03/GS6位、SL7位、05/GS4位 ●オリンピック成績:98/SL9位、06/GS9位 |
Ted
LIGETY(USA) テッド・リゲティ(アメリカ)

昨季、一気にその才能が開花したアメリカ期待のニュージェネレーション。GS開幕戦で64番スタートから8位入賞を果たしたのをきっかけに、SLとGSで上位入賞を連発。2種目で一気にトップシードまで上り詰めた。ヨンピョンのGSでは早くもワールドカップ初優勝を遂げ、SLでの優勝ももう目前だ。また、トリノ五輪でもCBの金メダルを獲得。オールラウンダーへの転身にも意欲的で、ワールドカップの次世代スターとして期待が集まる。
●生年月日:1984.8.31 ●身長/体重:177cm/81kg ●使用マテリアル:スキー/ロシニョール、ブーツ/ロシニョール、バインディング/ロシニョール ※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:1(GS=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/――、04/132位、05/62位、06/9位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:06/CB1位 |
Marco
BUECHEL(LIE) マルコ・ビュッヘル(リヒテンシュタイン)

小国リヒテンシュタインが生んだ、息の長い活躍を続ける選手。大きな体格を活かしたパワフルな滑りが特徴。もともとはGSスペシャリストという印象が強かったが、今はその豊富な経験を活かして、むしろDHやSGで好成績を残している。昨季もDHでの初勝利を挙げ、種目別ランキングでも4位に入っている。総合順位も自己最高の10位を記録。まもなく36歳となる今も進化を続けるベテラン選手だ。
●生年月日:1971.11.4 ●身長/体重:186cm/93kg ●使用マテリアル:スキー/ヘッド、ブーツ/ラング、バインディング/チロリア ●ワールドカップ通算勝利数:2(DH=1、SG=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/66位、03/23位、04/46位、05/11位、06/10位 ●世界選手権成績:99/GS2位、01/GS9位、05/SG5位 ●オリンピック成績:06/DH7位、SG6位 |
Thomas
GRANDI(CAN) トーマス・グランディ(カナダ)

30歳をすぎてからその才能が開花した遅咲きの選手。初優勝も04/05シーズンのアデルボーデンのGS。昨季も優勝こそなかったが、SLとGSでつねに表彰台の周辺をキープするコンスタントな成績を残し、2種目で堂々の第1シードとしてシーズンを終えている。志賀高原のSL2連戦でも連日3位となって表彰台に上り、日本のファンにその実力をアピールした。めざすは2010年、自国開催のバンクーバー五輪だ。
●生年月日:1972.12.27 ●身長/体重:178cm/84kg ●使用マテリアル:スキー/ロシニョール、ブーツ/ロシニョール、バインディング/ロシニョール ●ワールドカップ通算勝利数:2(GS=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/56位、03/34位、04/21位、05/12位、06/11位 ●世界選手権成績:96/CB7位、97/GS8位、05/GS5位、SL6位 ●オリンピック成績:06/GS10位、SL9位 |
Fritz
STROBL(AUT) フリッツ・シュトローブル(オーストリア)

息の長い活躍を続けているオーストリア高速系チームのベテラン。ソルトレイク五輪のDHで金メダルを獲得するなど、最強オーストリア高速系チームの一角を担っていたが、ここ3シーズンは優勝から遠ざかっていた。しかし、昨季はDH第1戦で優勝すると、その勢いのまま上位入賞を連発。最終的には自己最高位に並ぶDH種目別2位を記録してしまった。35歳にしてこのカムバックはみごとと言うほかないだろう。
●生年月日:1972.8.24 ●身長/体重:187cm/94kg ●使用マテリアル:スキー/サロモン、ブーツ/サロモン、バインディング/サロモン ●ワールドカップ通算勝利数:9(DH=7、SG=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/5位、03/19位、04/14位、05/8位、06/12位 ●世界選手権成績:97/DH4位、01/DH6位、03/DH10位、05/DH4位 ●オリンピック成績:02/DH1位、SG4位、06/DH8位 |
Giorgio
ROCCA (ITA) ジョルジオ・ロッカ(イタリア)

昨季のSLチャンピオンに輝いたイタリア・スラロームチームのエース。若い頃からアルベルト・トンバの後継者と目されたが、初優勝は02/03シーズンのウェンゲンと遅かった。だが、それからはSLシーンを牽引する存在までに成長。とくに昨季の開幕5連勝は圧巻だった。その反面で、イタリア国民の期待を一身に背負って臨んだトリノ五輪SLでは1本目で途中棄権に終わり、イタリア国民とともに涙を呑んだ。
●生年月日:1975.8.6 ●身長/体重:182cm/93kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:11(SL=11) ●過去5年間のWC総合成績:02/30位、03/21位、04/17位、05/18位、06/13位(SL1位) ●世界選手権成績:99/SL4位、03/SL3位、CB8位、05/SL3位、CB3位 ●オリンピック成績:06/CB5位 |
Rainer
SCHOENFELDER(AUT) ライナー・シェーンフェルダー(オーストリア)

03/04シーズンにはSLチャンピオンとなったオーストリアのトップスラローマー。昨季、SLでは不調が長引き、表彰台にすら上れずにシーズンを終えてしまったが、トリノ五輪では勝負強さを見せ、CBとSLで銅メダルを獲得してしまった。日本製のレクザムブーツを使用していたことでも注目を集めた。また、GSでは開幕戦で3位に入るなど、着々と第1シード入りの足場を固めている。歌手としてCDデビューしていることでも有名。
●生年月日:1977.6.13 ●身長/体重:176cm/88kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/フィッシャー、バインディング/フィッシャー ※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:5(SL=5) ●過去5年間のWC総合成績:02/26位、03/16位、04/10位(SL1位)、05/14位、06/14位 ●世界選手権成績:01/SL6位、CB4位、03/CB10位、05/GS8位、SL2位 ●オリンピック成績:02/CB4位、06/GS8位、SL3位、CB3位 |
Didier
DEFAGO(SUI) ディディエ・デファーゴ(スイス)

4種目に出場するスイスのオールラウンダー。DHからGSまでがおもな得点源で、毎シーズン目立って好成績を挙げてくる種目があるわけではなく、平均してポイントを稼いでいるタイプのオールラウンダーと言える。昨季も自己最高位を記録した04/05シーズンからは後退したが、スイスチームとしてはトップの成績。そんな彼のがんばりも凋落著しいスイスチームを押し上げるカンフル剤にはなってはいないようだ。
●生年月日:1977.10.2 ●身長/体重:184cm/90kg ●使用マテリアル:スキー/ロシニョール、ブーツ/ラング、バインディング/ロシニョール ●ワールドカップ通算勝利数:1(SG=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/14位、03/11位、04/32位、05/6位、06/15位 ●世界選手権成績:03/CB7位、05/DH6位、SG7位 ●オリンピック成績:02/SG6位 |
Peter
FILL(ITA) ペーター・フィル(イタリア)

イタリアチーム期待の若手オールラウンダー。とくに高速系種目で好成績を挙げており、クリスチャン・ゲディーナなきあとの、イタリア高速系チームのエースとしても期待されている。ワールドカップに参戦して5年目。徐々に成績を挙げてきているが、昨季はいよいよトップシーンに台頭。オーレでのDH最終戦で3位、キッツビューエルのSGで2位と2度の表彰台を経験。SLも得意とするため、CBでもたびたび上位に食い込んでいる。
●生年月日:1982.11.12 ●身長/体重:178cm/82kg ●使用マテリアル:スキー/ディナスター、ブーツ/ラング、バインディング/ルック ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/114位、03/65位、04/40位、05/30位、06/15位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:06/CB9位 |
Massimiliano
BLARDONE (ITA) マッシミリアーノ・ブラルドーネ(イタリア)

選手たちのオールラウンダー化が進んだ現在、貴重な存在となったGSスペシャリスト。イタリアGS部隊のエースとして臨んだトリノ五輪は、実力を発揮できずに残念な結果に終わったが、ワールドカップではコンスタントな成績を残した。アルタ・バディアでは自身2度目の優勝を遂げ、種目別ランキングも2位。残すはGSの種目別タイトルのみだ。また、SGやDHへの挑戦も始めており、今後の動向にも注目したい。
●生年月日:1979.11.26 ●身長/体重:172cm/74kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:2(GS=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/44位、03/36位、04/35位、05/23位、06/17位 ●世界選手権成績:01/GS5位 ●オリンピック成績:02/GS8位 |
Erik
GUAY(CAN) エリック・グェイ(カナダ)

“クレイジーカナック”
の異名を取った80年代のカナダDHチームを彷彿とさせるダウンヒラー。03年の世界選手権で高速系2種目で6位入賞を果たし注目を浴び、ワールドカップでもすでに4勝を挙げている。昨季は優勝こそなかったが、DHとSGでそれぞれ種目別11位と6位に入っている。トリノ五輪でも脚のケガを押して出場したSGで4位に入っており、バンクーバー五輪を控えるカナダチームにとっては期待の新鋭だ。
●生年月日:1981.8.5 ●身長/体重:178cm/84kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:4(DH=2、SG=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/79位、04/55位、05/25位、06/18位 ●世界選手権成績:03/DH6位、SG6位 ●オリンピック成績:06/SG4位 |
Bruno
KERNEN(SUI) ブルーノ・ケルネン(スイス)

スイス高速系チームをエースとして長年引っ張ってきたベテラン・ダウンヒラー。タイトルこそないがワールドカップでの3度の勝利はすべてダウンヒルでのもの。幾度かの浮き沈みを経験しながらも、今なおトップランカーとして戦っている。ここ2シーズンは表彰台もなかったが、トリノ五輪ではみごと3位となり、初のオリンピックメダルを獲得した。金メダルを獲得した97年の世界選手権と同じコースで、みごと快挙を再現したわけだ。
●生年月日:1972.7.1 ●身長/体重:179cm/92kg ●使用マテリアル:スキー/ロシニョール、ブーツ/ロシニョール、バインディング/ロシニョール ●ワールドカップ通算勝利数:3(DH=3) ●過去5年間のWC総合成績:02/35位、03/13位、04/18位、05/22位、06/19位 ●世界選手権成績:97/DH1位、CB2位、99/DH7位、CB5位、03/DH3位、SG8位、05/ DH5位、GS10位 ●オリンピック成績:06/DH3位 |
Hannes
REICHELT(AUT) ハンネス・ライヘルト(オーストリア)

SGとGSを中心に活躍するオーストリアの準オールラウンダー。02/03シーズンにSGで2度表彰台に上り、オーストリアチーム期待の若手として注目を集めるが、その後2シーズンは停滞。しかし昨季、ビーバークリークでのSG第2戦でワールドカップ初優勝を遂げると、その勢いのまま種目別4位まで上り詰めた。DHやGSでも徐々に結果を残しており、高速系寄りのオールラウンダーとして期待を集めている。
●生年月日:1980.7.5 ●身長/体重:181cm/82kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/フィッシャー、バインディング/フィッシャー ●ワールドカップ通算勝利数:1(SG=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/――位、03/42位、04/138位、05/95位、06/20位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:06/SG10位 |
Fredrik
NYBERG (SWE) フレドリック・ニーベルク(スウェーデン)

38歳と現役最高齢ながら、今なおトップシーンで活躍し続ける大ベテラン。SGでの優勝経験も持つが、今はGSのスペシャリストとして活躍。昨季はアデルボーデンでのGS第5戦で2位に入るなど、シーズンをとおして安定した成績をキープ。種目別3位はなんと自己最高位。もはやみごとと言うほかないだろう。今季は自国スウェーデン・オーレで世界選手権を迎える。おそらく最後のシーズンを、有終の美で飾れるのだろうか。
●生年月日:1969.3.23 ●身長/体重:174cm/78kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/ノルディカ、バインディング/フィッシャー ●ワールドカップ通算勝利数:7(SG=1、GS=6) ●過去5年間のWC総合成績:02/8位、03/41位、04/55位、05/39位、06/21位 ●世界選手権成績:96/GS7位、97/GS10位、99/GS4位、05/GS9位 ●オリンピック成績:92/GS8位、94/CB8位、98/GS10位、02/DH7位、06/GS5位 |
Francois
BOURQUE(CAN) フランソワ・ブルケ(カナダ)

高速系のエリック・ガイと並んで、カナダチーム期待の若手レーサー。昨季GS開幕戦で49番スタートから5位に入賞すると、第3戦アルタ・バディアでは3位表彰台に上り、GS種目別7位を記録。また、トリノ五輪GSでは1本目でトップに立つ快走を見せる。2本目に失速してメダルは逃したが、4年後のバンクーバー五輪に向けて期待はふくらんでいる。SGやDHにも挑戦しているので、オールラウンダーとしての可能性にも注目したい。
●生年月日:1984.11.18 ●身長/体重:183cm/88kg ●使用マテリアル:スキー/サロモン、ブーツ/サロモン、バインディング/サロモン ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/――、04/132位、05/47位、06/22位 ●世界選手権成績:05/CB10位 ●オリンピック成績:06/SG8位、GS4位 |
Christoph
GRUBER(AUT) クリストフ・グルーバー(オーストリア)

オーストリアの中堅選手のひとり。SGとGSを中心に活躍しており、目立った活躍こそないが、毎シーズン堅実な成績を残している。昨季は序盤から不本意な成績が続いたが、ガルミッシュでのSG第5戦で久しぶりの優勝。何とかオーストリアチームの中核メンバーとしての面目を保った。若手の台頭も続々と見られる、層の厚いオーストリアチームだけに、もう一度大きな飛躍を遂げたいところだ。
●生年月日:1976.3.25 ●身長/体重:180cm/87kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/フィッシャー、バインディング/フィッシャー ●ワールドカップ通算勝利数:4(SG=3、GS=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/11位、03/14位、04/15位、05/13位、06/23位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:02/SG7位、GS5位 |
Stephane
TISSOT(FRA) ステファン・ティソ(フランス)

昨季、大躍進を果たしたスラローマー。第1戦で2位に入るとその後もトップシードをキープ。最終戦でもふたたび2位に入り、種目別ランキング7位でシーズンを終えた。昨季開幕前までの最高位は03/04シーズンのビーバークリーク10位。26歳と遅咲きながら、みごと大ブレイクを果たした。ソルトレイク五輪金メダリスト、ジャン・ピエール・ヴィダルが引退した今、フランス・スラロームチームのエースとしての期待がかかる。
●生年月日:1979.5.30 ●身長/体重:190cm/90kg ●使用マテリアル:スキー/ロシニョール、ブーツ/ロシニョール、バインディング/ロシニョール ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/88位、03/123位、04/124位、05/106位、06/24位 ●世界選手権成績:05/SL10位 ●オリンピック成績:―― |
Akira
SASAKI (JPN) 佐々木明(日本)

破天荒なキャラクターと過激なアタックで、本場ヨーロッパでも多くのファンの声援を集める日本のエース。トリノ五輪では途中棄権に終わる苦渋を味わったが、ワールドカップでは02/03シーズンのデビュー以来、最高のシーズンを送った。シュラドミングと志賀高原の2戦で2位となり、種目別ランキングも過去最高の7位。第1シードの地位も確実なものとして、いよいよ悲願の初優勝、そして種目別優勝へと向けてひた走る。
●生年月日:1981.9.26 ●身長/体重:182cm/80kg ●使用マテリアル:スキー/ブリザード、ブーツ/テクニカ、バインディング/マーカー※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/48位、04/38位、05/49位、06/25位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:―― |
Markus
LARSSON (SWE) マルクス・ラルソン(スウェーデン)

スウェーデンのトップスラローマー。ワールドカップ初ポイントは00/01シーズンのパークシティ(24位)。そこから浮沈を繰り返しながらも、徐々にランキングをアップ。04/05シーズンあたりから、第1シードを射程圏内に収め、昨季とうとうトップシーンへと台頭してきた。SL最終戦では悲願の初優勝。初ポイントから優勝までかなりの時間を費やした苦労人だが、まだ27歳。これから最盛期を迎える、注目のスラローマーだ。
●生年月日:1979.1.9 ●身長/体重:183cm/83kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/
アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:1(SL=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/51位、03/68位、04/53位、05/37位、06/26位 ●世界選手権成績:03/SL10位、CB6位、05/SL4位 ●オリンピック成績:02/SL7位 |
Ambrosi
HOFFMANN(SUI) アンブロジ・ホフマン(スイス)

高速系種目を得意とするスイスチームの中堅メンバー。ディディエ・デファーゴらとともにスイスチームを牽引するべき立場だが、ここ数シーズンは鳴かず飛ばず。昨季もSG第1戦で4位、第3戦で3位に入ったことでなんとか面目を保ったか。96年のジュニア世界選手権DHチャンピオンに輝いた才能をそろそろ開花させたいところだ。ストックリからヘッドへとマテリアルを一新して今季に臨む。
●生年月日:1977.3.22 ●身長/体重:180cm/90kg ●使用マテリアル:スキー/ヘッド、ブーツ/ラング、バインディング/チロリア ※06シーズン終了後マテリアルチェンジ ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/24位、03/17位、04/16位、05/28位、06/26位 ●世界選手権成績:03/DH7位、SG4位、05/DH8位 ●オリンピック成績:02/DH8位、06/SG3位 |
Reinfried
HERBST(AUT) ラインフリード・ヘルブスト(オーストリア)

逆境を跳ね返してトップシーンまで上り詰めた苦労人スラローマー。昨季開幕前にチームを外されたが、タイムレースからはい上がりワールドカップでも結果を残した。これでチーム復帰を認められ第1シードにも定着。トリノ五輪では銀メダルを獲得。みごとなシンデレラストーリーを作り上げた。その後志賀高原ではワールドカップ初勝利。しかし、今オフに膝の靱帯を断裂するなどの重傷を負い、今季中盤からの復帰にかける。
●生年月日:1978.10.11 ●身長/体重:182cm/84kg ●使用マテリアル:スキー/ブリザード、ブーツ/テクニカ、バインディング/マーカー ●ワールドカップ通算勝利数:1(SL=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/115位、04/――、05/106位、06/28位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:06/SL2位 |
Davide
SIMONCELLI(ITA) ダヴィデ・シモンチェリ(イタリア)

イタリアGS部隊の一角を担うGSスペシャリスト。かつては地元アルタ・バディアでしか好成績を挙げられない不思議な選手だったが、昨季からはGSのトップランカーに定着。得意のアルタ・バディアでマッシミリアーノ・ブラルドーネとワンツー・フィニッシュを果たすと、ヨンピョンでは優勝。自己最高位となる種目別4位でシーズンを終えた。いよいよGSスペシャリストとして、真価を発揮しつつあるようだ。
●生年月日:1979.1.30 ●身長/体重:175cm/75kg ●使用マテリアル:スキー/サロモン、ブーツ/サロモン、バインディング/サロモン ●ワールドカップ通算勝利数:2(GS=2) ●過去5年間のWC総合成績:02/104位、03/60位、04/37位、05/38位、06/29位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:―― |
Stephan
GOERGL (AUT) シュテファン・ゲルグル(オーストリア)

五輪DHメダリストの母を持つサラブレッド。SGとGSを得意とするオーストリアの中堅選手で、妹エリザベスも女子のトップランカーとして活躍している。04/05シーズンにSGとGSでそれぞれ1勝ずつを挙げ、一気にトップレーサーの仲間入りを果たすが、昨季は優勝もなく、GS第5戦アデルボーデンで3位に入ったのが最高で、足踏みを踏んだシーズンとなった。けっして若くないだけに、今季は一層の飛躍を望みたいところだ。
●生年月日:1978.6.5 ●身長/体重:176cm/82kg ●使用マテリアル:スキー/フィッシャー、ブーツ/ラング、バインディング/フィッシャー ●ワールドカップ通算勝利数:2(SG=1、GS=1) ●過去5年間のWC総合成績:02/59位、03/118位、04/47位、05/15位、06/30位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:―― |
Kentaro
MINAGAWA(JPN) 皆川賢太郎(日本)

膝の靱帯断裂という大ケガから復活した日本チームのもうひとりのエース。昨季はウェンゲンで自己最高位となる4位に入賞するなど、中盤から本来の調子を取り戻し、第1シードまで上り詰めた。今季はいよいよワールドカップ初勝利をかけて、勝負をかけることになる。また、トリノ五輪ではアルペンスキーでは50年ぶりとなる入賞を果たすも、メダルまで0.03秒という悔しさも味わう。4年後のバンクーバー五輪でその雪辱を誓う。
●生年月日:1977.5.17 ●身長/体重:176cm/78kg ●使用マテリアル:スキー/アトミック、ブーツ/アトミック、バインディング/アトミック ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/90位、03/118位、04/――、05/60位、06/37位 ●世界選手権成績:01/SL10位 ●オリンピック成績:06/SL4位 |
Naoki
YUASA(JPN) 湯浅直樹(日本)

佐々木、皆川に続く新世代のスラローマー。04/05シーズンにワールドカップ初入賞を果たすと、昨季は序盤からワールドカップに定着。すると第3戦クラニスカ・ゴラでいきなりの7位入賞。世界のトップレベルで戦える実力を持つことを、みごと証明して見せた。トリノ五輪でも7位で皆川とともに入賞。課題だった安定性も向上して、第2シードの立場も確保。ねらうは日本人3人目の第1シード、そして夢だった世界一の称号だ。
●生年月日:1983.4.24 ●身長/体重:177cm/70kg ●使用マテリアル:スキー/ハート、ブーツ/ドロミテ、バインディング/ルック ●ワールドカップ通算勝利数:―― ●過去5年間のWC総合成績:02/――、03/――、04/――、05/132位、06/89位 ●世界選手権成績:―― ●オリンピック成績:06/SL7位 |