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ワールドカップは40年の歴史のなかで、数多くの名選手を輩出してきましたが、史上最強のレーサーを考えるときに、まずまちがいなく名前が挙がるのがインゲマル・ステンマルクでしょう。GSとSLの2種目のみで86勝という数字を積み上げたスウェーデン出身のレーサーは、“神様”
とまで呼ばれています。マテリアルの進化とテクニックの熟成が進んだ現在の状況を考えると、この記録を破ることはむずかしいでしょう。また、それに匹敵する偉大なる記録が、マーク・ジラルデリの総合優勝5回、アンネマリー・モザープレルの総合優勝6回という記録。とくにジラルデリは母国オーストリアを離れ、小国ルクセンブルクの旗の下、親子ふたりでワールドカップを転戦して、この記録を打ち立てました。現役ではヘルマン・マイヤーが総合優勝回数、通算勝利数ともに歴代2位まで上り詰めており、ワールドカップ史に残るレーサーであることを証明しています。
(2006年月刊スキージャーナル12月号より)
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